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最近制服姿のバンドマン達を沢山見かける気がする。高校生も東京の人は大変だ。おいらの地元では公民館みたいなとこタダで使わせてくれてたもんな。良い時代と土地に生まれた者だとつくづく思う。あの頃、今よりは上手だったな・・・・。
さてさて、きっと学生さんは卒業ライブの季節なのですね。きっと憧れの先輩のようにオレ(アタシ)もなってみたい!」と春からバンドを始める学生さんも多いかと思います。しかし、楽器は沢山練習してある程度上手くなったけれど、いざメンバーも見つかりスタジオでリハーサルとなったときに、先輩や経験者の友達が交わしている言葉や会話の意味がさっぱり分からなくてついていけなかったらどうしよう。と不安で夜も眠れないヤングも少なくないはず。
そこで!そんな悩める僕やアタシ達に綴色おじさんがついに重いを腰を上げた!!
「よっこいせっ」
上げてみただけでは全く意味がないので、上げたついでにこんなものを綴ってみた。
『よく解る!刄田綴色の(偏った)リハーサルスタジオ用語辞典』
これを読むだけで、明日から君はリハの達人。スタジオでのみんなの自分を見る目が変わる筈。今夜はぐっすり眠れる事間違いなしです。
※注 本書は私感である故にかなり偏ってます。取り扱いには十分注意しましょう。読んだ後でのご意見、苦情などは受け付けておりません。尚、一部あいうえお順になっていない箇所がありますがご了承下さい。
あ
『アレンジ』
編曲のこと。深い話、使う機会が少なければ少ないほど良い。
『イントロ』
曲の冒頭の部分のこと。あってもなくても良いような気がするのに、気が付けば大抵演奏している部分。
『Aメロ』
曲の最初に出てくるサビ以外のメロディーの事。ある意味一番大切ともいえる。
=女子「なに?この曲。」男子「さあ、でも・・サビまで聞いて行こうか」
『サビ』
有名になるにしたがってイントロにかわって、曲の頭から歌われることが多くなる部分。
『エンディング』
有名になるにしたがって、特に短くなる部分。場合によっては突然無くなることさえある。ただしライブの場合、ボーカルが楽器を演奏しないで特にやることがない場合は長く演奏すると面白い。
=「なあ、今度タンバリン貸してくんない?」
『音数』オトカズ
演奏する音の数。
『音数減らして』
こいつ調子に乗ってんなーと思う相手にすかさず使う言葉。逆に忠告された場合は、あからさまにムッとしたりシュンとしたりせず笑顔で「うん、やっぱりそうだよね、そのほうが良いね」と爽やかに合意しましょう。そして復讐の機会を待ちましょう。
『おれのデモテープ。聞いてこなかったのかよ!』
この台詞をぶつけられた時は末期的なバンドの危機である。言われる方にも、言う方にも問題がある。最初のうちは、おまえの好きにやってくれたらそれが一番だ。だったのが、だんだんそうでもなくなってくるのが世の常。
か
『キメ』
複数の楽器奏者が同じフレーズ、アクセント、又は休符を演奏する(←良い事言うな、おいら)こと。
『ここ、べースだけにしない?』
『キメ』が難しくて自信のないドラマーが口にする用語。やってみると意外にまかり通る事のある不思議な用語。知ったような顔で声に出すとbetter
『ユニゾン』
複数の楽器奏者が同じフレーズを演奏すること。ドラムはシカトしていてもわりと許される。
『コーダマークってさあ・・・○○○のマークに似てね?』
メンバーに可愛くて可愛くてしょうがなくて性的な嫌がらせをして、その反応を主に性的中枢を通して楽しみたいと思わせるほどの女子がいる場合利用する用語。
『食う』
多分シンコペーションのこと。弱拍から始まるフレーズやコードのこと・・。弱拍は裏拍と思って良いと思う。
『おれだけ食わないほうが良いかなーと思ったんだけど・・・』
食うのを忘れたのを指摘されたときに、とりあえず使う用語。「やっぱり?」って顔をすることを忘れずに。
『こういう曲は練習しない方が良い』
嘘のようだがほんとの話。やった先に口先で説明するのは簡単だが、カテゴライズするのは難しい。
『ここ、泣いてくんない?』
主にギターソロに対しての注文に使う。感情を高ぶらせるような美しいメロディーを出来る限り大袈裟なエフェクターを用いて弾いてほしいときに使う用語。要求されたギタリストは、すぐに対応できない場合スタジオの照明を眩しそうに見つめながら弾くだけである程度相手を満足させる事ができる。試してみてほしい。
『ここ、もう一回やっていい?』
最低2回までにしましょう。
『クリシェ』
何故かベーシストがこよなく愛する用語。その正体は謎に包まれている ※類ペダルノート(違からね)
背中に翼がはえる気がするという意味もある。
さ
『自分に嘘をつきたくない』
他のメンバーに全く理解されない曲やアレンジを考えたきたメンバーの一人が、我を通す時に使う用語。主にボーカルが使うことが多い。
『ソロ』
独奏のこと。楽器奏者一人が一定の長さのパートをまかされ、個々の技術とセンスと日頃の鍛錬の成果を十分に披露する場所。ドラムは寒いのでめったにやらない方が良い。
『ソロ回し』
独奏回しと言うとなんか強そう。楽器奏者が一定の長さのセクションをそれぞれ一人ずつ仲良く順番にソロを演奏する事。陶酔するのも大事だかドラムとベースに感謝の心を持つことを忘れずにいたい。ベースやドラムの順番は最後に回ってくることが多く、大抵の場合頼んでもいないのに何故か独りきりにされる。
た
『ちょっと、一服しようか』
言葉の通りだが、普段そういうことを言わない非喫煙者が使った場合は注意が必要。他のメンバーに対して憤りを感じている場合がある。「コーヒー、ひとくち飲む?」とさりげなくフォローしましょう。
な
『長い方がロック』
電気式弦楽器におけるストラップの長さについての一般的な考え方。最近では一概にそうだとも言えなくなってきている。確かに”長い”短い”でロックであるとかないとか、どーでも良いのでは?というお利口さんが増えてきたのではないか。と思う。しかし、そんな昨今、よりロックを目指したい人はこれ。間違いなくこれ。
『ストラップがニガい』
これ正解。これしかありません。
絶対に嘘だ。と信じられない人は、格好だけで良いので是非やってしてみてほしい。まずエアーギターの要領で格好の良い所作でギターを構え、顎をぐっと左肩にくっつけて仮想の”にがい”ストラップを、舌を出してぺろっと舐めてみると良い。ポイントはとってもニガい顔をすることだ。
は
『保留する』
ペダルノートとかトーンとか呼ばれる、コード進行の中で使用しても”大丈夫”な印象的な音を一定の長さ”保留”し続けること。余りがんばりすぎると音楽という本来の目的を見失う事がある。
=「サビは元に戻そうか・・。」
ま
『間違えるくらいの方がカッコ良い』
そんな訳はないに決まっているのだが、なんとなくみんなで合意する事が多い用語。『間違えてもカッコいいの』間違い。
『間違えてもかっこいい』
この境地に辿りつくのはとっても難しい、一度は使ってみたい著者の憧れの用語。
『もう終わり?』
楽しい事や、集中している時間は短く感じるものだ。メンバーみんなで数時間の充実した気持ちを分かち合おう。また、一曲を演奏し終わった後にも使用される。この場合、稀にアレンジが足りていないという理由もあるので要注意。
=作曲者「大サビ考えてくるよ・・」
『もう少し後ろで』
何かといえばテンポが早くなってしまうドラマーに使う優しい心遣いのこと。
『もう少し前で』
何かと言えばテンポが遅くなってしまうドラマーに使う優しい心遣いのこと。
『半端なやさしさ』
「イントロとAメロは少し後ろで、Bメロは前めでお願い。あとさサビは後ろめで、あ、でも2サビは前で、エンディングはかなり前め・・・・・・!!クビだ!!この下手くそ!!」
=ドラマー「クリック聞きますよってに、ゆるしてつかぁさい」
『付録』
リハーサルスタジオでのロビーでの用語
ロビーは楽しい。会話も弾むし、色々な張り紙がいっぱいである。そんな中で飛び交う用語を集めてみました。
『ちょっと駐禁見てくる』
道交法改正により最近は少なくなったが、リハーサル=駐車違反はバンドマンの宿命である。中でもパーカッションを担当する人間が比較的多く使う用語。リハーサルスタジオにはアンプやキーボードドラムセットなどは大抵の場合用意されているが、パーカッションはなかなか置いている事が少ないので車でスタジオまで出掛けなくてはいけないのである。
=メンバーみんなで罰金ワリカン
『なんで・・・当方なんだ?』
なぜかメンバー募集の頭の一言は決まっている。ううーん。なぜだろう。※類『業界にコネあり』
『中級者以上・・・・求むって言われても』
自分が何級か解っている人間は凄い。おいらもそうだが、初級者ではないが上級者でもない気がするって人間ばかりではないのだろうか?
『これ、何枚目だっけ?』
ロビーに流れる自分の知らない外タレの曲を、あーだこーだと批評しているメンバー達の話の輪には入るための用語。「やっぱりさー。1枚目が良かったな」と付け加えると更にパーフェクト。「もう、この人おじいちゃんだよね」も可。
『バイト先で、店長にならないかって言われてるんだ・・・・。』
軽々しく「まじかよ、すげえじゃん。よかったな!」とか言わないように。殴り合いに発展しかねます。
=「おれがこのまま店長なんかになっちまったらこのバンドどうなっちまうんだよ!!」ポカポカポカ・・。
『そろそろ親父も歳だしな』
いい加減あきらめて実家のクリーニング店を継ごう。という意味の用語。遠い目でこう語りだすメンバーがいたらメンバー募集の張り紙の製作を始めよう。
『おい。ここのナイトパック、下の立ち食いそばの無料券が付いてくるらしいぜ』
かなりマニアックな用語。ナイトパックというのはリハーサルスタジオのサービスの一つ。深夜から朝の時間帯をまとまった長い時間借りる事で通常より安い値段で利用できるサービスのこと。バイトに忙しい貧乏なバンドマンの心をがっちりつかむサービスである。更にその嬉しい料金の上にそばまで食べれるなんて幸せである。皆夕飯を抜いて練習にのぞんだものだ。ただし初めてそば屋の無料券を利用するバンドマンは必ず店員のおやじと大喧嘩になる。
==代々木ノア
以上、パーフェクトではないが、これだけ押さえておけばもう安心です。いやあよかったよっかた。
ではでは。
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