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いつもながら他に書くことなかったのかよ!入院とか、誕生日の事とかよーって怒られそうですが。入院のこととかはもっと完全に復活してから書こうかと。誕生日はホントに何もしていなかったから書くことないの。
というわけで今回は「苦手なものII」です。
はい、僕の苦手な物はリップクリーム!!どうだまいったか!終わり。
あーもう書くのやめよっかな。だいたいこんなもんコラムでもなんでもないし。でも書くんですけどね。
この時期僕の弱点は、なにを隠そう唇です。別に隠してはないけれど。もともと胃が悪いせいと冬場の冷たい風のせいで、僕の唇はいつも血が滲んでいる。
だからこの時期はとてもじゃあないが女性と(もちろん男性とも)キスをする気になれない。変な病気とかうつしてしまいそうだし、「なんか怪我したナマコのようで気持ちが悪いわ」とか言われそうで嫌だから。
そこで一般的にこの様な症状を改善するために登場するアイテムが、リップクリームです。
ご存知かと思いますが、くるくるーと回すとにょきにょきーって出てくるつるつるしたあいつです。
・・・・。新種のきのこ?
違います。リップクリームです。
書いただけで気持ちが悪いのですが、なぜおいらがこのリップクリームが苦手かというと、「美味しくないから」である。
食べないでしょ、普通。と思うでしょ。でもおいら馬鹿だから食べたことあるんだな、これが。
幼稚園の頃、大体の子供がそうであるように僕は何でも食べてしまう子供でした。
ある日のこと大好きな従姉妹のおねえさんに僕はリップクリームを買ってもらった。
そのリップクリームはなんとバナナミルク味という代物で、くるくるーってしなくても、持っているだけで「わたくしこの様な姿をしていますがれっきとしたバナナです」といわんばかりの甘くてよい香りがした。
「食べ物じゃあないわよ。唇に塗るものよ」とおねえさんに念を押されたが、少年Hの頭の中はすでに「なぜ?」の二文字でいっぱいだった。
そしてかじかむ手で付け根のところをくるくるーって回すと、魔法のようにつるっとしたうす黄色い物体が甘い香りとともに鼻の下まで伸びた。
そして少年Hは「ああ、もうだめ・・・」と思った瞬間にその物体に噛み付いた。
しばし絶句。
いったいこれはどういうことだ?まったく甘くないどころか、ハッカのような匂いと共にべたべたと歯や上顎にまとわりつき、さっき食べたうまい棒のソース味と絶妙なコラボレーションを奏でているではないか。
やばい、吐く。と思った瞬間には既に戻していた。げろげろーって。ケロケローじゃないよ、蛙じゃないんだから。どうでもいいね。げろげろーってなりながら泣きじゃくった。
そしてなんの罪もないリップクリーム君に、そして買ってきてくれた従姉妹のおねえさんに激しく怒りをぶつけた。
おねえさんは「馬鹿だねーとしきはー」って笑いながらなだめてくれるのだが、こういうなだめ方はかえって逆効果で、
「馬鹿とはなんだ、馬鹿とは」と心の中で叫びながらさらにしゃくりあげる。実際馬鹿だから仕方がないのだけれど。
まあそんなこんなでリップクリームが嫌いになったわけなのだが、この話にはもう少し続きがある。
おばあちゃんの登場である。
かなり久しぶりの登場かな?そもそもこの文章が久しぶりだから・・・。ごめんなさい。
さーこっからどんどん関係ない話になっていくぞー。
へへへ。僕のおばあちゃんは兎に角かわいいよー。世界かわいいおばあちゃん選手権なるものがあれば確実にメダルをかっさらえるほどの逸材。風貌は、いつもみんなに説明しても「?」なリアクションしか頂けないのだが、自信を持って言わせていただくと、「動くちっちゃなコタツ」・・・やっぱり微妙ー?
ま、いいか。そして風貌もさることながら、あのモックンヤックンケンちゃんの命名の片棒を担いだ女性。そして更に言うなら、ケンちゃんの奥さんに「ちゃみ」って名前をつけ、自らハイカラな名だと豪語するほどちゃーみんぐ。
ベストオブハイカラの使い方選手権では間違いなく特別賞をいただける程のセンスの持ち主。
そのおばあちゃんが、おいらの泣き声を聞きつけて駆けつけてきた(実際駆けたりはできないけれど)
ぼくは変がつくほどオールドマザコンなので、やり場のない怒りと悲しみ、そして若干もう分け分かんなくなってる泣き顔でばあちゃんにしがみついた。
なきながら支離滅裂なおいらの説明を百万円の笑顔で聞き、そがーかそがーかとうなずいた。
ここからが孫のあしらう百戦錬磨の腕の見せ所。
いきなり未だ泣き止まないとしき少年の手から、半分になったリップクリームを取り上げ、残りの半分にかぶりついた。
そして開口一番「こりゃまずいのー」と植え込みの中にはき捨てた。
その一部始終を目の前で見ていたとしき少年はというと・・・。
・・・・・泣くよ。そりゃ泣きますよ。なんだかあんなに大好きだったおばあちゃんのロックな所業。びっくりして更に泣いたよ。
吐き出したとしき少年をよそに今度は、はるみ(従姉妹のおねえさん)を叱り付けた。
「なしてこがーなもんたべさすだやはるみは」って。
もうめちゃくちゃである。ばあちゃんは食べ物として疑っていなかったのである。
としき少年はそのはっちゃかめっちゃかな状況でさらに泣き声をあげた。
それ以来おいらはリップクリームを見るのもいやになった。
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